「アルスイートあすと長町」では、「RC(鉄筋コンクリート)造」を採用しています。「RC造」は、熱によって強度が低下する鉄をコンクリートが覆って守り、さらにアルカリ性のコンクリートが鉄の酸化によるサビの発生を防ぐなど、鉄筋とコンクリートが互いに補強し合っているのも特長です。
建物の耐久性はコンクリート強度に関連します。日本建築学会はコンクリート工事の標準仕様として「JASS 5」を定めており、中性化で鉄筋が腐食しコンクリートが剥奪するようになるまでの期間を設計基準強度別に3段階に分けています。「アルスイートあすと長町」では、この耐久設計基準強度を27N/m〜36N/mとしています。
かぶり厚とは鉄筋を覆うコンクリートのことをいいます。かぶり厚が少ないとコンクリートの中の鉄筋がさびやすく、強度が下がり耐久性を損ないます。このかぶり厚を多くしコンクリートの中性化を遅らせ耐久性を高めています。
主要な壁・床の鉄筋は、コンクリートの中に二重に鉄筋を配したダブル配筋(またはダブルチドリ配筋)を採用。シングル配筋に比べ、より高い構造強度を得ることができます。
大切な住まいを外部環境から守る外壁は、約160mm以上のコンクリート厚を確保。外側はタイル貼(一部吹付タイル)とし、内側には断熱材、空気層をはさむなど、断熱や騒音に配慮しました。
「アルスイートあすと長町」では、室内における天井からの梁を少なくしたボイドスラブ工法を採用。同じ面積でも室内が広く感じられ、照明器具や家具のレイアウトできます。
床スラブの厚さは厚いほど上下階への遮音性能は高くなります。「アルスイートあすと長町」では、約275mmのスラブ厚さを確保しました。また一般居室、水廻り(配水管等の配管が集中する部分)共に、置き床工法による二重床を採用。遮音性と歩行感の双方を両立させた工法です。さらに居室部分にはLL-45等級の二重床工法を使用し、遮音性能を高めています。